Another Real World presents
London
Culture & City TOUR 2019
ロンドン
〈都市と文化の未来〉ツアー
2019.09.30 MON - 10.06 SUN
PHOTOGRAPH BY MARK SAYER on Unsplash
Another Real World presents
ロンドン
〈都市と文化の未来〉ツアー
2019.09.30 MON - 10.06 SUN
PHOTOGRAPH BY MARK SAYER on Unsplash
ビジネスドリブンなテックイノベーションにばかり気を取られ、そっちばかりを盛り上げたところで、実は世の中は楽しくもなっていなければ、豊かにもなっていない。「文化」っていうものが、暮らしのなかの重要な栄養であり、活力源であったということを、なぜ、日本はこうも長らく低く見積もってきたのだろうか。そういえば「文化は国の重要なライフラインである」と、だいぶ前にアイスランドのレコード屋さんに言われたことがあったっけか。
というわけで、〈文化〉は、都市イノベーションのみならず、地域の振興やガバナンス・イノベーションにおいて欠くべかざる重要なファクターといまや考えられているわけだが、今後、〈観光〉〈クリエイティブな人材の確保〉といった経済的な要件からばかりでなく、都市マネジメントにおける最重要課題としての〈孤独〉〈分断〉〈ウェルビーイング〉〈コミュニティのレジリエンス〉〈アイデンティティ〉〈ソーシャル・セキュリティ〉といった論点が浮上してくるにしたがって、〈文化〉というものがもつ力に改めて期待が集まっているのも合点が行く。
〈文化〉はかつてそうであったように、ただ日々の憂さを晴らすための「エンタメ」や、お勉強して身につける「教養」でもなく、もっと幅広く、人と社会との関係を取り持つ〈インフラ〉として、かつてないほど重要な意味を持ちはじめている。
この度開催する〈都市と文化の未来〉をテーマにしたロンドン・ツアーでは、〈文化〉のそうしたありようをめぐって、ライブベニューから音楽レーベル、教育機関、都市行政府から文化専門のコンサル集団まで、ロンドンでユニークな活動を繰り広げる組織や企業を、〈音楽〉というテーマを軸に訪ね、〈都市〉と〈文化〉の新たな関係性を学ぶ。
黒鳥社が主催する、音楽をテーマにした実験的スクール「新しい音楽の学校」と連携して開催するツアー。「新しい音楽の学校」のボードメンバー、柳樂光隆(Jazz the New Chapter)、岡田一男(エンタメブートキャンプ)、ジェイ・コウガミ(All Digital Music)、若林恵(黒鳥社)が帯同。ロンドンのカルチャーシーンの広がりと可能性をともに体感する。
若林恵
Another Real Worldツアーエディター/blkswn コンテンツディレクター
PHOTOGRAPH BY LORENZO DALBOSCO
2019年9月30日(月)
〜10月4日(金)
Aコースのお申し込み受付は終了しました
《含まれるもの》
現地視察費用・現地移動費・食事・事前事後勉強会費含む
486,000円(消費税込)
各コースの旅行代金に含まれているものは募集チラシにて詳細を必ずご確認ください
同行しません。
ANOTHER REAL WORLD TOUR事務局が同行します。
1名通訳が同行します。
募集人員:Bコース10名
最少催行人員:Bコース7名
日本発着利用予定航空会社:Bコース 含まれておりません
利用予定ホテル:Bコース 含まれておりません
食事:Bコース 昼食4回、夕食5回
食事時のお飲み物は各自負担になります。
PHOTOGRAPH BY Masha Abashyna on Unsplash
2012年に始動した、インディペンデントなアーティストのための多目的施設。古い工場を改装した空間に、ライブ、リハーサル、レコーディングが可能な設備を備える。写真などのエキシビジョンも開催され、音楽だけでなくロンドンのカルチャーコミュニティーのハブとして機能する。とくに近年注目が集まるUKジャズシーンを支える存在として知られる。
国家や都市などをクライアントとして、音楽業界での知見を元に経済とカルチャーの成長戦略を立案するコンサルティングファーム。長年ロンドンのミュージックツーリズム施策、ライブハウス、文化施設などのストラテジーをサポートしてきた。また、国連にキューバの音楽産業を活性化する政策を提案するなど、その活動の範囲は幅広い。
and More!!
「新しい音楽の学校」ボードメンバーの柳樂光隆(Jazz the New Chapter)、ジェイ・コウガミ(All Digital Music) 、岡田一男(エンタメブートキャンプ)の3名も今回のツアーを全面サポート。お三方の視点・ネットワークを活用し、現地のビジネス/カルチャーに密着したプログラムを用意しています。
現地企業を回って話を聞くだけではただの視察旅行、本ツアーは視察が終わってからが“本番”です。一日の終わりに振り返りの場を設け、さまざまなバックグラウンドをもつ参加者と「対話」を重ねることでツアーの体験を何倍も豊かにしていきます。
「新しい音楽の学校」ボードメンバーの3名もツアーに同行します!
1979年、島根・出雲生まれ。ジャズとその周辺の音楽を扱う音楽評論家。21世紀以降のジャズをまとめた世界初のジャズ本「Jazz The New Chapter」シリーズの監修者を務める。共著に後藤雅洋、村井康司との鼎談集『100年のジャズを聴く』などがある。『WIRED』日本版『i-D JAPAN』『CDジャーナル』『JAZZ JAPAN』『ミュージック・マガジン』『BRUTUS』『ユリイカ』などの雑誌にも寄稿。ジャズに留まらず、数多くのライナーノーツも手がけている。
音楽ジャーナリスト。「世界のデジタル音楽」をテーマに、音楽業界やテック業界のアーティストや経営者、起業家へのインタビューから、「Sonar+D」や「MUTEK」などデジタルアートイベントでの現地取材まで、クリエイティブとビジネスを横断した取材を国内外で数多く行っている。音楽企業やITサービス企業向けに、エンタテインメント市場分析や新規事業に関するコンサルティングや講演も行う。2018年、エンタテインメントにフォーカスしたテクノロジーメディア会社CuePointを設立。
1979年生まれ。2002年、エイベックス株式会社に入社。11年に独立し、株式会社ハレバレを設立する。16年株式会社CAMPFIREに執行役員として入社し、全てのカテゴリの営業チームと広報/PRの責任者、株式会社CAMPFIRE MUSIC代表取締役副社長、株式会社エクソダス取締役などを歴任。16年より株式会社Candee社長室室長。18年よりこれまでIT化していない産業を中心とした新規事業設計からシステム開発、サービス運営まで一気通貫で行う株式会社GANGIT取締役となる。
各プログラムの内容は変更される可能性がございます。
2019年9月30日(月)
〜10月4日(金)
お客様ご手配の交通機関にてロンドンへ|19:00 夕食個所へ各事ご集合《本旅行開始》
皆様にてご夕食〈ロンドン泊(お客様にてご手配)〉企業視察・市内視察
食事:朝×/昼○/夜○〈ロンドン泊(お客様にてご手配)〉
企業視察・市内視察
食事:朝×/昼○/夜○〈ロンドン泊(お客様にてご手配)〉
企業視察・市内視察
食事:朝×/昼○/夜○〈ロンドン泊(お客様にてご手配)〉
企業視察・市内視察
食事:朝×/昼○/夜○〈ロンドン泊(お客様にてご手配)〉
Bコースは9/30の夕食、10/1〜10/4までの行程にご参加いただきます。航空、宿泊は含まれておりません。
ツアーに参加される方は、9月中旬の事前勉強会と、11月中旬の事後報告会にもご参加いただきます(日時は催行決定後に決定します)。
※ツアースケジュールは一部変更される可能性がございます。
PHOTOGRAPH BY LORENZO DALBOSCO
2019年9月6日(金)17:00まで
2019年9月9日(月)にツアー催行可否を決定いたします。催行決定後にお申込金のご請求書を発行いたします。
Aコースのお申し込み受付は終了しました
PHOTOGRAPH BY Clem Onojeghuo on Unsplash
住み慣れた街から船出をし、いくつもの海を渡ってたどり着いた、とある街。すべてが活気に満ちて見るもの何もかもが新鮮で目新しい。知らない街はなんと楽しいことか。そう思ってしばらく過ごしたところで、ふいに気がつく。そこは自分が住み慣れたロンドンの街だったのだ。そんなエピソードを英国の作家G・K・チェスタトンは紹介している。
ブライアン・イーノの名盤「Another Green World」もまた同じモチーフが下敷きになっている。地球を遠く離れて宇宙を旅した男が、とある緑の惑星にたどり着いたら、そこが旅だった地球だったという物語が、そのインスピレーションになったと言われている。
旅は、いったいなにを見出す行為なのだろうか。未知なる場所を訪ね、新しい事物や暮らしをみて感じる。それは旅の半分でしかない。残りの半分は、むしろ帰ってきてからのことだ。自分がそれまで当たり前だと思っていたこと、ありきたりだと感じられていたことを、まったく違った視点やコンテクストにおいて捉え直すことができるようになること。ふるさとをまるで異国のように見つめ直すことができるようになること。
世界の先進的な都市を訪ね、これから人の暮らしが一体どのように変わっていくのかを探る旅のプログラム「Another Real World」は、先進都市にただ学び、それを真似するための「ネタ」を探すためのものではない。むしろ、自分たちの世界のそれとは異なる「リアル」を体感することで、自分たちが生きている「リアル」を再発見するためのものだ。いまとは違う、オルタナティブな社会や暮らしのあり方を再想像するためのきっかけなのだ。
若林恵(blkswn publishers)
1971年生まれ。編集者、Blkswn代表。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、平凡社入社『月刊太陽』編集部所属。2000年、フリー編集者として独立。以後,雑誌,書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社(blkswn publishers)設立。
イギリス、スコットランドにて大学を卒業後、グローバルデジタルマーケティングカンファレンス、ad;tech/iMedia Summitを主催しているdmg::events Japanに入社。2015年にmash-inc.を設立し女性のWELL-BEINGを軸としたサービス展開を手掛けながら、ジェンダーや働き方の問題など、まわりにある見えない障壁を多彩なセッションやワークショップを通じて解き明かす「MASHING UP」をプロデュース。
ANOTHER REAL WORLD TOUR事務局 info@blkswn.tokyo
こちらは募集パンフレットではなくツアーの告知となります。
各種お問い合わせ、お申込みに関しましては「株式会社JTB虎ノ門第三事業部」までご連絡ください。
PHOTOGRAPHS BY LORENZO DALBOSCO
Shanghai/Shenzhen
NEXT GENERATION DIGITAL SOCIETY TOUR 2019
上海・深圳
これからの「デジタル社会」を学ぶ旅
2019.05.21-05.25
Austin
Beyond the Innovation Tour 2019
オースティン
イノベーションの「向こう側」をめぐる旅
2019.03.10-03.16
Helsinki/Tallinn
Digital Identity Tour 2018
タリン・ヘルシンキ
来たるべきデータソサエティをめぐる旅
2018.05.20-05.27
Armenia/Georgia
“Crossroad of Innovation” Tour 2018
アルメニア・ジョージア
「イノベーションの十字路」ツアー
2018.09.30-10.06